胸部レントゲン検査でわかること

●胸部X線検査とは

 左右の肺や心臓など、胸部の臓器の形や病変をチェックするために、X線を照射してフィルムに濃淡の像を映し出します。レントゲン検査とも呼ばれています。

 間接撮影と直接撮影の2通りの方法があり、1本のフィルム上に連続して撮影する小サイズの間接撮影より、大きなサイズで撮影できる直接撮影のほうが精度の高い情報を得ることができます。

●この検査でわかること

 肺結核、肺炎などの肺の炎症、肺がんの早期発見、心臓病の診断にも欠かせない検査です。

●検査を受けるときの注意

 時にX線は胎児に影響を与えることもありますので、妊娠中の撮影は避けることが望まれます。

胸部正面像

●検査結果の判定

 X線が通る部分は黒く写り、通りにくい部分は白っぽく写ります。肺に異常がなければ、肺の部分は黒く写り、中心部の心臓は白く写ることになります。

 肺に炎症や腫瘍がある場合は、病変部が白っぽく写ります。肺がんの場合は不整な円形の白い影が映り、肺結核の場合は境界がぼやけた雲のような白い影が映ります。心肥大の場合は、中央の心臓部が大きく白く写ります。

●疾患が疑われるときは

 胸部CT、喀痰検査、気管支内視鏡検査、腫瘍マーカーなどの精密検査を行います。

胸部側面像

異常があったときに疑われる疾患

肺がん、肺結核、肺炎、気管支炎、肺気腫、気胸、胸膜炎、肺線維症、心肥大、胸部大動脈瘤など