船員保険大阪健康管理センター

代謝系検査でわかること

検査項目

  • ■血糖(空腹時)

    血液中のブドウ糖の量を調べます。値が高いときは糖尿病、低いときは膵島腺腫などが疑われます。

  • ■尿酸

    血液中に溶けている尿酸の量を調べます。高い値のときは、痛風、腎不全、血液疾患などが疑われます。

  • ■尿糖

    血液中に含まれるブドウ糖が尿中に排出されたもので、尿糖が出ている場合、腎性糖尿、糖尿病、肝機能障害などが疑われます。

「糖尿病」血液中のブドウ糖の調節が悪くなる病気
ご飯やパンなどの穀類や砂糖、果物など糖質は、消化吸収されるとブドウ糖になります。このブドウ糖をエネルギー源として各組織に運ぶ役割を担うのが、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンです。糖尿病は、このインスリンが不足したり、作用が低下することにより起こる代謝障害です。インスリンがうまく働かず、行き場を失った血液中の糖分が一定以上になって濃度をますと、尿の中にもあふれてきます。これが糖尿病のはじまりです。

「どんな人が注意すべき?」

食べすぎで肥満、運動不足の人

食べすぎ、飲みすぎ、運動不足、ストレスや過労など、生活習慣のひずみが、糖尿病を引き起こす一因です。これらに該当する人はもちろんのこと、遺伝的な要因も考えられ、血縁者に糖尿病のある人も注意が必要といえるでしょう。

「心がけたい食事の注意」

  1. 1.エネルギー摂取は均等が理想。まとめ食いをやめ1日3食を規則ただしく食べよう
  2. 2.ゆっくり噛んで食べすぎを抑えよう。腹八分目でストップ
  3. 3.(主食+主菜+副菜)という献立でバランスのとれた低カロリー食を心がけましょう
  4. 4.調理方法を工夫して脂肪摂取を控えよう
  5. 5.血糖値の上昇を抑える野菜や海藻など食物繊維を多く摂取しよう
  6. 6.ビール大瓶1本はご飯1杯とほぼ同じカロリー。原則的には禁酒しよう
  7. 7.血糖値の上がり方をセーブするため胃の中で停滞時間が長い食品を食べよう
  8. 8.間食の量に気をつけよう。果物の摂りすぎに注意
  9. 9.過食と偏食をしないのが大原則。特に寝る前の夜食はやめよう
「高尿酸血症」血液中に尿酸が増えること
尿酸とは、体内に摂取されて活用された栄養素(細胞)の燃えカスのようなもので、プリン体という物質の最終的な形です。通常は、腎臓の働きによって老廃物として尿と一緒に排出されます。しかし、うまく排泄されなかったり、魚介類や肉類などプリン体を多く含む食品を摂りすぎると、血液中に尿酸が増加してしまいます。これが高尿酸血症です。高尿酸血症は自覚症状がありませんが、そのまま放置して進行すると痛風の発作やさまざまな病気を引き起こします。

「どんな人がなりやすい?」

美食家でアルコール好きの30〜60代の男性

高尿酸血症、痛風の元凶はズバリ尿酸の増加。その尿酸の増加を招く原因は、美食、アルコールの多飲などです。美食は尿酸の元になるプリン体をたくさん含む食品が多く、またアルコールの飲み過ぎも尿酸の排泄を妨げます。美食家でアルコール好きの人、特に30〜60代の男性は注意が必要といえるでしょう。果物やたんぱく質の摂りすぎも要注意です。

「心がけたい食事の注意」

  1. 1.1日の摂取量を適量に食事の総量を減らす(肥満を防止)
  2. 2.尿酸の元になるプリン体を多く含む食品を控えよう
  3. 3.尿酸値を上げる酒の飲み過ぎに注意
  4. 4.水分を十分に摂取して尿酸の排泄をスムーズにしよう
  5. 5.尿酸の排泄を促す野菜・海藻類を多く摂ろう
  6. 6.グルメに偏らず多品目食事でバランスよく食べる

■プリン体を多く含む食品

  • 魚介類

    いわし、あじ、かつお、ひらめ、エビ、魚卵、煮干しなど

  • 肉類

    牛レバー、豚・牛・鳥のモツ類など