12け て 行 わ れ る。 今 年 は、11 月る。現在、星砂海岸からの星砂の持ち帰りは、禁止されている。竹 富 島 で 最 大 の 伝 統 行 事 は、「重要無形民俗文化財」に指定されている「種子取祭(タナドゥイ)」である。約 600 年続く五穀豊穣、子孫繁栄を願う祭りで、毎年、旧暦 9 月から 10 月にか17 日(月)から 18 日(火)にかけて、祭りのクライマックスである奉納芸能が行われる。舞踏や狂言など約 80 演目が披露される。島人は、数か月前から稽古などの準備に入る島人総出の祭りである。特に、弥勒(ミルク)神が登場する演目が注目されている。観光客も自由に見ることができるが、種子取祭に訪れる時は、あくまでも宗教行事でもあることも忘れず、秩序を保ち観覧していただきたい。今、竹富町では漂着ごみに悩まされている。竹富島や西表島にも多くのごみが漂着している。漂着したごみは、地域の方々がボランティアとして回収し自治体によって処理される。しかし、人口の少ない竹富町では、漂着ごみの回収に手が回らず放置されている海岸も見受けられる。漂着ごみの多くはプラスチック製の漁具やペットボトルで、処理するのに費用がかさむ。竹富島では、漂着ごみを再利用し、キーホルダーを作り島の環境保全活動に協力した人にプレゼントしている。島の人々の暮らしは、伝統を最重要視しながら、ゆっくりではあるが変化しているように感じる。今年の夏はぜひ沖縄の島々を訪れ、さらに島に近付き島の文化に触れて欲しい。種子取祭透明度の高い海
元のページ ../index.html#12