温泉散歩ぐるり海道温泉散歩温泉散歩ぐるり海道温泉散歩ぐるり海道11 波の湯 茜(あかね)温泉といっても幅広い。昭和 23 年制定の「温泉法」で定義されており、湧いている温度が 25℃以上か、規定の成分を含むかのいずれかで「温泉」と言える。つまり、冷たい湧き水でも鉄分や硫黄分などを含んでいれば「温泉」である。一方、何の成分も含まない真水であっても地中から 25℃以上で湧いていれば「温泉」である。イメージよりもずいぶん範囲が広い。日本で一番高温の温泉はどこかといえば長崎県の小浜温泉とされる。源泉 105℃。水は 100℃を超えないはずでは?と聞かれることがあるが、塩分などを含む水は沸点が上昇して 100℃を超えることがある。しかし、この 105℃は高すぎるので測定位置が地下など高圧だったのであろう。圧力が高くても沸点は上がる。小浜温泉以外でも温泉分析書に 101℃などと書いてあるものをたまに見かける。もちろんそのまま浴槽温度ということではなく、適温に調整されるのでご安心を。小浜温泉は「湧出量×泉温」で算出する放熱量が日本一とされる資源に恵まれた温泉地で、温泉バイナリー発電所が 2013 年から発電を続けている。ただし、温泉の中に塩分など豊富な成分を含むため、機材のメンテナンスには苦労が多いようで「なかなかフルに稼働できないのです」と地元の方から聞いた。成分の豊かな温泉はパイプの中に成分が付着し、どんどん管が細くなってしまう。動脈硬化の親戚のような状態である。まして発電に使う熱交換器は複雑な構造で清掃は簡単ではない。温泉発電は手間がかかるのである。九州の西側、有明海に大きくせり出した島原半島の中央には活火山の雲仙岳がそびえ、すぐ下に雲仙温泉が湧く。雲仙から山を南西向きに降りると海に出る東海大学人文学部 学部長 ・ 教授(海洋環境・温泉観光文化・地域振興研究者)斉 藤 雅 樹船員ほけん 2026 . 5 . 6第3回 「 小 浜 温 泉」
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