17ー マイワシの手開き ー夏休みに毎年続けていた小学4、5、6年生24人の子供だけの料理教室。同じ子供達が3回違う魚に挑戦します。1回目は有頭エビ、2回目はスルメイカ、3回目はマイワシ。子供達が一匹ずつ観察し、その後に調理します。始める前に魚の特徴を説明しながら行うのですが、最初恐々と見ていた子供達も周りを見ながら自分でさばいていきます。小学4年生の子供達は6年生やスタッフが協力し、その表情は真剣です。エビの脚、ヒゲ、殻、スルメイカのくちばし、吸盤、軟骨、墨、マイワシのウロコ、ヒレ、小さな心臓、そして意外にも大きな口。彼らにとっては新しい体験で不思議だったかもしれません。食材としての魚を自分で下ごしらえして食べることで発見や美味しさも知ってもらえたようです。10年続けて魚を好きな子供たちが大勢いること、興味を持ってもらうことが魚を食べることにつながるということを知りました。マイワシの料理で人気だったのは、蒲焼風に甘辛味に仕上げた料理です。カレー粉を少し使うことで生臭みも感じず、残す子供もいませんでした。子どもたちにこそ、それぞれの魚の美しさ、特徴、魚に繋がる物語を知って欲しいです。季節ごとに変化する魚の種類や味を知ることは、日本の豊かな食文化を知ることに思えるからです。脂がのった魚は美味しいのですが、焼いた後の調理器具の処理が大変と言われます。今は便利な専用シートが売られているので焼くときにグリルの網の上に敷き、焼いています。私は最近フライパンで焼くことが多いのですが、その時に香りを利用するため、ハーブ類も一緒に入れて焼きます。ローズマリー、タイム、ローリエ、または生姜の皮や長葱の青い部分など。フタをして焼くとハーブの香りで部屋の臭いも気にならなくなります。使用したフライパンはペーパーでふきとり、使ったレモンなどでこすり、洗剤で洗います。次に使うときに臭いが残りません。旬のマイワシやマアジが安く売られている時には多めに購入します。その日に食べられない魚はフライ用に衣をつけて冷凍します。さばかれた魚に塩、こしょうし、小麦粉、溶き卵、パン粉の順にしっかりとつけ、小分けにして保存袋に入れて冷凍します。衣がついているので2〜3週間は保存できます。解凍し、少量の油で揚げ焼きにするとカリっと仕上がり、好きな時に食べられます。腹側は手前にして、背骨(脊椎骨)に沿って親指を入れて開く身は上下に開く頭があった方から尾に向かって背骨をはずしていく船員ほけん2026.9.10 >゜)))彡<夏休み子供の魚料理教室>>゜)))彡<脂がのった焼き魚の調理>>゜)))彡<パン粉をつけて冷凍保存>(参考文献)「身近な魚のものがたり」河野 博 くもん出版 /「あたらしい栄養学」吉田企世子 松田早苗 髙橋書店「料理の科学大図鑑」 辻静雄料理教育研究所 河出書房新社
元のページ ../index.html#17